ある日、父親になってしまった件について:娘から好かれる方法10選⑧

娘から好かれる方法10選 第三章 コミュニケーション 第二節 妻を大切にしよう

”娘に好かれるためには、娘だけでなく妻を大切にすることが肝心です。娘に限らず子供は母を傷つける人を敵とみなします。あなたは育児に追われている妻に代わり家事をしたりしていますか?”

幼い頃から共に育った実の兄を自らの手でこの世から葬り去り、皇帝の座に就いて早数日が経過していた。今日は俺が皇帝となった着任式とそれを祝するパーティーが行われている。

正室の子ではない自分を疎んだ兄に従うように、皇室に「クロード」という人間は存在しない扱いも同然で嫌がらせをしてきた貴族たちが、何も恥じた素振りを見せずこの場に居ることには感心した。
とはいうものの、腹の虫が収まらなかったので、目の前で跪かせ忠誠を誓わせた。奴らの、手のひらを返してひれ伏す姿は非常に滑稽だった。こんなゴミ屑のような人間たちから命を脅かされてきたかと思うと、この場で首を跳ねても良かったのかもしれない。
しかし、フィリックスに静止されたので処刑するのを一旦はとどまることにした。忠誠心の欠片も無く、厭らしく笑う年増たちは、数日後には自分たちの領地が全て没収されることになるとは夢にも思わないだろう。幸せな思考回路だなと彼らのことを少し羨ましく感じた。

そして今はどこの貴族の娼婦か分からない踊り子たちが目の前で舞っていた。会場にいる男たちの歓声を聞いても何が面白いのか全く理解ができなかった。妖艶な雰囲気を漂わせている踊り子たちを怪訝な目で見つめる婦人たちと、俺は今同じ顔をしていることだろう。
パーティーを一刻も早く終わらせたかったのは、政務を怠っていた兄がこの世に残していった負債が一つや二つといった量ではなかったからだ。死んでも尚、己を苦しめる存在が憎くてたまらない。
そんな今は一秒でも時間が惜しい。皇帝の着任祝いという名目で開催されているこのパーティーだが、結局のところは貴族のご機嫌取りの名目が大きい。豪勢な振る舞いでもてなし、帝国の偉大さを見せつけることが今後の政治は必要なのだとか。正直なところ、従わない者は力づくで従わせれば良かった。無駄に開かれるパーティーは皇宮では少しずつ廃止とし、貴族が開催する個人たちのパーティーには重い税を徴収すればいいのではと思案する。頭の中はこの国の今後の行く末のことしかなかった。この時までは―――。

フィリックスにもう自室へ戻ると告げて、玉座から立ち上がったその時、一人の踊り子に不覚にも目を奪われた。
シルバーブロンドの長髪をなびかせて、透き通るような肌をした、赤い瞳を持つ踊り子。彼女は数いる踊り子たちの中で一人だけ纏う空気が異なっていた。それはまるで神話に出てくる女神のような容姿で。
彼女と目が合い、お互い時が止まったかのようにその場から動かなかった。フィリックスが隣で何か言葉を発していることは分かっていたが、その声が耳に入ってこない。
女は踊りを中断して俺と視線を合わせてしまったことに慌てて気が付いた様子で、急ぎ膝をつくと、照れたように微笑んできた。
その顔が今まで見てきた、兄に近付こうとする女たちの邪神に満ちた偽りの笑顔とは違うような気がして、強い興味をそそられた。今思えば、これが一目惚れという感情だったのだろう。

「フィリックス、あの踊り子をガーネット宮へ連れてこい」

「あ……はい、かしこまりました」

これがダイアナと過ごした短い日々の始まりだった―――。

さて、目の前にいる無垢な顔をした女を寝室へと呼び寄せたのは良いものの、どうしてくれようか。誰の差し金が、先程まで身に纏っていた衣装から、生地の薄い淡いピンク色のドレスへ着替えさせられていて、しっかりと化粧まで施されている。
さきほど目にした素顔のほうが美しかったな、と考えて見つめていると、視線に耐えられなくなったのか俯いてしまう。彼女は何故ここへ呼ばれたのか分からず、困惑しているように見えた。

「そなた、名は」

「ダイアナ、と申します」

灯りを点けていない寝室に、月明かりが照らされていて、それは女神と同じ名を持つ彼女をより一層引き立たせていた。儚くて、いつか消えてしまいそうな夢見心地な感覚だった。

「その……私はこれから何をすればいいのでしょうか」

「……」

緊張しているからか、この後起こる未知への恐怖から来ているのか、彼女の声はか細く微かに震えていた。
こちらの様子を伺うように、チラチラと上目遣いで見上げてくる彼女の視線に耐えきれなくなった俺は、彼女を無理やり寝所へ連れて行く。掴んだ腕に抵抗感は無かったが、彼女の不安そうな声が止むことはなかった。

「陛下……私、その、こういった経験もなく、陛下を満足させられるか……」

嘘か真かもわからない言葉に喜びを感じている。彼女がまだ男を誰も知らないと口にしただけで満たされる。こんなことは初めてだった。

「で、ですから他の人を……」

「何を勘違いしている」

本当は見目の麗しいこの踊り子を今夜抱くつもりでいたが、その前にもっと彼女のことを知ってからでもいいかもしれないと、気まぐれにも思ってしまった。

「俺は寝るから、眠りにつくまで何か皇宮外の話でもしろと言うつもりだったんだ」

「ま、まぁ。そんな……勘違いもします」

灯りが無くても彼女が顔を赤らめて恥ずかしそうにしているのがわかった。その姿が幼く見えて、可愛いとまで感じてしまう始末。
人に裏切られることには慣れているはずなのに、再び人の心を求めてしまう愚かな自分には心底呆れる。

そんな俺の心情を気にすることなく、彼女はぽつりぽつりと自分の話を始めた。故郷の話、都市の話、ここに来るまでの旅路の話。
彼女は初めこそ、緊張からか、ぎこちない口調だったものの、俺が目を閉じると元来話好きであるのか、楽しそうに語りかけてきた。彼女の話はどの本で読んだ世界よりも興味深く、魅力的だった。
彼女の声の心地よさから次第に眠気に襲われる。皇帝着任後は政務でほとんど寝れていなかったからか。保護魔法を掛けているとはいえ、人前で無防備に眠りにつこうとするのは初めてだった。仮に、彼女が反逆者の一員だったとしても、それがわかった時点で殺せばいい。今はこの心地よさを手放したくなかった。

寝所で話をする彼女は律儀にも正座をしていた。そんな彼女の両足を崩して、太ももを低くさせてその上に頭を乗せる。彼女のお腹に顔を埋めて腰を抱きしめると、頭の上にそっと手が乗せられた。
皇帝の頭の上に手を乗せるなど、誰であろうがそのような無礼を許したことはないのに、頭を優しく撫でる彼女の手も心地よくて、払いのけることもせず受け入れることにした。

それからダイアナを皇宮に留まらせた。国民から見た帝国の内情を知りたいと、無茶苦茶な理由を添えて、期限付きで彼女を傍に置いた。
政務の合間、眠りにつく前など少しでも時間が空けばダイアナを呼び、帝国のことに限らず彼女の他愛もない話に耳を傾けるのが日課になっていった。
そして、ダイアナをこのまま傍に置き続けたいという欲望も日に日に増していた。政務の合間に一緒にいるだけで、野望に満ちた貴族たちへの怒りが洗われていくのを感じるのだ。
しかし、ダイアナの話は故郷の話が大半を占めていた。彼女は踊り子という職業を誇りに持ち、各地を旅しているものの、貧しい家族を養う金ができればいつか故郷へ帰り再び家族と暮らしたいという話をしてくれた。
ダイアナのことをまた一つ知る度に、ずっと傍に置きたいと思ってしまう。しばらくの間、葛藤を繰り返したが、ダイアナと過ごす度にその思いを諦めることは不可能に近いと悟った。願いを彼女に伝えることはせず、しかしダイアナから拒否されることを恐れた俺は、皇帝の権力を行使して彼女を皇宮の外へ出すことを禁じた。

「この城の外へ出たらお前を殺す」

「陛下、こんな命令をされるのは悲しいです」

「誰に向かって口答えをしているかわかっているのか」

自由を奪い、故郷への希望を断ち切った俺に怒りをぶつけるわけではなく、ただ哀しそうな顔をしたダイアナの顔を直視することはできなかった。それでも、自分がしたことを後悔しない自信がこの時はあったのだ。

「私はあなたが望めば、あなたの傍を離れたりはしません」

「……どうだかな」

「陛下は、私のことを愛してくださっているのですか……?」

大きな目に涙を溜めたダイアナと視線が絡み合う。無礼だな、と思った。確かに彼女を気に入ってはいたし、傍に置きたいとは思ったのは事実だが、これが愛だと―――?

その問いには答えず、ダイアナの手首を強く掴み寝室へと連れて行く。

俺はこの日初めて彼女を抱いた。

あんなに望んでいた彼女の身体を手に入れても、お互いの心はどこか遠くに離れてしまったようで、何度抱いても心が満たされることはなかった。
それでも彼女は少し悲しそうな感情を顔に含みながらも、命令どおり俺の傍に居続けた。彼女の話によく出てきた故郷の茶葉や菓子を取り寄せて、故郷へ帰らずともその全てがここでは手に入ることを遠回しに伝えてみたりもした。

ダイアナが妊娠したと聞いたときは心の中で飛び跳ねるほど嬉しかった。これでダイアナを皇宮へ繋ぎ止める大義名分ができた事を喜んだのだ。
ダイアナを皇后とし、彼女が生む子ともども不自由のない生活をさせてやる。彼女が以前幸せそうに語っていた家族になる日が来た。
だが、幸せな報せとは反対に、ダイアナは日に日に身体を弱らせていく。出産は命がけであることは知っていたが、ここまでとは思わずすぐ宮廷医に見せることにした。

「ダイアナ様のお腹の中にいる子の魔力が強力すぎて、ダイアナ様の身体では持ちこたえることはできないでしょう」

大変心苦しいですが、と前置きして俺に話をし始める宮廷医の言葉に絶望した。ダイアナを失ってしまう、ということが全く受け入れられない。

「ダイアナを救うにはどうしたらいい」

「残念ですがお腹の赤子を諦めるしか」

ダイアナとまだ生まれていない子と、天秤にかけるまでもなくダイアナの命を選択した。彼女は子供を欲しがっていたが、己の命と引き換えてまで子供が欲しいわけではないだろう。だから、落ちつけ、と大きく鳴り続ける左胸を押さえつける。

「わかった、堕ろす準備をしろ」

しかし、俺の願いは届かず、ダイアナはこれを拒否する。ここに留まれと命令した時ですら従った彼女から、初めて王命に背かれ、会うことすら拒否されることになった。

期限は刻一刻と迫っていた。これは最後のタイミングだった。魔法を使っても、何をしてでも考えを変えさせる最後のチャンスだった。

「あなたはきっと陛下にとって必要な子になるのよ。だって彼と血の繋がった家族はあなたしかいないんだもの」

ダイアナの部屋の前で、聞こえてきた声に絶句する。以前見たときよりも衰弱しきったダイアナは、お腹を撫でながらまだ生まれてもいない赤子に語りかけているようだった。
最近聞いていなかった彼女の話は、衰弱しているのが夢と錯覚してしまうほど明るく楽しそうで、その優しい口調に不覚にも涙が零れそうになった。

ダイアナの言葉は間違っていた。血の繋がった家族が欲しいと思ったことはない。ダイアナにずっと傍に居て生きてほしい、これが何にも変えられない俺の願いだった。目元を擦り、意を決して部屋の中に入っていく。

「俺の負けだ、最初から最後まで振り回された気分だ」

皇宮に留めたからと言って完全に思い通りにさせることはできなかった。そして、まさかこんな形で俺の元から離れていこうとしているなんて。

「望むなら泣きついてやるから」

泣きつくことだって厭わない。ダイアナをこの世に繋ぎ止めることができるのであれば。だから―――。

「どうして……どうしてそのようなことをおっしゃるのですか」

「そうでもしないと完全に俺の前からいなくなる気だろう」

ダイアナは間違いなく自分ではなくお腹の中の子を選択する。女一人死ぬくらい何とも思わなかったはずなのに。殺せるとすら思っていたのに。人生の中の一瞬の独占欲に過ぎない感情でしかないこともわかっているのに。それでも―――。

「わかっている、これも愚かな感情に振り回されているだけだ。それをわかっててこんなすがりつこうとするなんて」

「陛下……」

「他のことは考えるな。自分自身のことだけを考えればいい」

それでもダイアナを失うことだけは考えられない。

「行くな、俺を選べ。今この瞬間も、お前の命をむしばんでいるその子ではなく俺を!」

そう強く叫んだ俺に、涙を流しながら優しく微笑んだダイアナの答えがわかった気がして、柄にも無くすがりつく。日に日に大きくなるお腹とは裏腹にやせ細っていく身体を、この世から逃すまいと力強く抱きしめる。

「お前を愛してるんだ」

それは初めて彼女に伝えた好意だった。今まで気恥ずかしくて言葉にすることのできなかった言葉。それがもう受け入れられないことを知りながらも、伝えずにはいられなかった。

彼女は顔をぐちゃぐちゃにして泣きじゃくるも、弱い力で身体を俺から離して、目線を合わせてはっきりとした声で意思を伝えてきた。

「陛下がこの子を愛してくれたら嬉しいです」

そう言ってお腹を撫でたダイアナに、最終宣告をされる。もう、だめなのかと絶望の中へと落とされた。

「私を愛してくれたように、どうか私が残していくこの子も大切にしてください」

俺の後ろで、いつの間にか俺の隣で微笑んでいたダイアナはもう居なかった。知らない間に俺の先に立って、確固たる意思を持って、子供を守ろうとしている母親になっていた。
そんなダイアナを直視することができず、彼女に選ばれなかった現実を受け入れることができず、これが彼女との別れになることを心のどこかで確信しながらも、部屋を後にした。

そして、その予想が外れることはなく、これがダイアナが生きていた頃の最後の会話となった。

ダイアナが自らの命と引き換えに残していった命を目の前にして、自分の心が崩壊していく音を聞いた。

「アタナシア……なんて名を……」

愛しい女の命を奪った、愛しい女が何としてでも守ろうとした小さな命。愛しさと憎しみとが混在し、立ち続けることもできない。
手元に置いたところで、憎しみが勝り、彼女が守ろうとしたこの子に必ず手をかける時がくるだろう。それなら、いっそ―――。

これが俺が覚えている最後の記憶だ。

「パパ!パパってば!」

「ハァ……ハァ……」

長い夢を見ていたようだった。目を開けて一番に飛び込んできたのは、ダイアナが自らの命と引き換えに残した娘のアタナシア。結局手放したはずの娘を手元に置いた己の心理はどんなものだったのか、そこは未だ理解に苦しむ。
どうやら本を読んでいる最中に眠ってしまったようだった。「娘から好かれる方法」と表紙に大きく書かれた本を急いで背中へ隠した。まさか、見られてはいないだろうな、とアタナシアの顔を伺う。

「うなされてたよ、また頭痛いんじゃ……」

「問題ない」

本を見られたかどうかが気になってしまい、少し素っ気ない返事をしてしまった。そんな俺の体調を心配したのか顔を覗き込んでくる愛くるしい姿に癒される。背中に隠していた本をとっさに燃やして、ここで何をしているのかを尋ねようとした。

「ママの名前を……ずっと呼んで……」

「……」

感覚では数年、実際には15年近く、ダイアナと別れてから月日が経っているというのに、昨日のことのように記憶が呼び起こされ囚われる。きっと、生きている限りこの感情が消し去られることもないんだろう。黒魔法なんてものも、所詮はまやかしだったというわけだ。

「もうすぐあいつの命日だったな」

「うん」

アタナシアの誕生日はダイアナの命日でもある。娘の誕生日を祝えなかった過去の自分も、ダイアナに囚われ続けていることが最近わかったのであるが。

「ダイアナ……お前の母はきっと俺を恨んでいるだろう」

ダイアナの人生を狂わせただけでなく、大切にしてと言い残した娘までも受け入れられず、記憶を抹消して育児放棄までしたのだから。
そんな情けない話を彼女と瓜二つな娘に話してみたくなり、言葉を紡いでいった。

「本当は皇宮の外で幸せに暮らすはずだったんだ」

「それは……」

「俺が無理やりここへ縛り付けた」

アタナシアの失望した顔を見ることはできなくて、俯いたまま己の罪を告白する。

「今でも後悔する。俺があの時、あいつを望まなければ今も幸せに生きていたんだろうって」

きっと、故郷にはダイアナにお似合いの好青年がいて。その男との間にもアタナシアのように可愛らしい娘をもうけて、今でも家族で幸せに暮らしていたに違いない。

しかし、そんな想像の世界ですら、顔も分からぬ男に殺意を芽生えるほど、今でも彼女を愛していた。

「パパ……私は生きてた頃のママの記憶がたまに見れるんだけどね、ママは自分の意思でパパの傍に居たんだよ」

戯けたことを、そう口にしようとしてアタナシアの方を見ると、顔のあらゆるところから水を流し、顔がぐちゃぐちゃになっていて驚いてしまう。ダイアナの美しい泣き顔とは似ていなかった。慌ててハンカチでアタナシアの顔を拭くが、彼女は気にすることなく話を続けた。

「ママは本当にパパのことを愛してた。無理やり傍に居させたとかそんなこと言うと、ママ怒るよ」

「……」

多分その言葉が欲しくて、アタナシアにこの話をしたんだと納得するくらい気持ちが満たされていく。
アタナシアの作り話だとわかっているのに、目の前にいるアタナシアという存在が、ダイアナが俺を愛していたのだと思わせてくれる。あの幸せな日々が夢ではなかったのだと。

『私を愛してくれたように、どうか私が残していくこの子も大切にしてください』

時間はかかってしまったが、自分なりにダイアナが残した娘を大切にできているだろうか。本を読んでいても、世間一般とは違う俺たち親子を見たら、何と言うんだろう。

『私の言った通り、陛下には子供が必要だったでしょう?』

とでも誇らしげに言うのか、なんて。

懐かしい夢を見たついでに、ずっと心残りだったことをしよう。

「アタナシア、お前の祖父母に会いに行こうか」

「え、私におじいちゃんとおばあちゃんがいるの?」

「ああ、俺も会ったことはないんだがな」

もう俺しか知らないダイアナの想いを、彼女の大切な人たちに伝えなくてはいけない。もう15年も経っていることを、その勇気がでなかった俺をどうか許してほしい―――。

 

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アタナシアは外伝でダイアナがクロードをとても愛していたことは知っていたので、ママの記憶が見れると嘘をつきました。

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